渡辺土木は、災害時に備えて太陽光発電による蓄電池システムや自立運転機能付きインバーターでの電力供給をご提案します。
また、夜間や雨天時の節電対策の一助にもなります。
このたび東北地方太平洋沖地震において被災された方にはお見舞い申し上げます。
ご存じのとおり、被災地、および被災地から電力供給を受けている関東圏では極度の電力不足に陥っており、太陽光発電システムの導入によって電力を賄えないか、というお問い合わせを多くいただいております。
しかし、一般的な太陽光発電システムの中には外部から電力供給を受けながら稼働している部分があり、電力供給が止まってしまうと、発電ができなくなってしまいます。
これを解決するために、蓄電池を使ったシステム、自立制御インバーターを使ったシステムがあり、これらのシステムを合わせて導入することで、今回のように電源供給が完全に断たれた場合でも発電することができます。
なお、お問い合わせをいただきましてから稼働までは通常半年、急ぎの場合でも3か月程度のお時間がかかります。
詳しくはお問い合わせください。
*上記のシステムはあくまで電力供給が断たれた場合でも自立運転が可能なシステムであり、震災に耐えうる構造ではありません。
今回の震災のような大きな震災によって直接被害を受けた場合にシステムを運用できるようにするためには、別途震災からのシステムの保護が必要になります。
インバーター(直流から交流に電流を変換する機器)自体に自立運転機能が付いているものがあります。自立運転機能とは、電力会社からの電力がストップした状態でも、太陽光発電で発電した電力を建物内で使用できる機能です。
これにより、 停電時でも日射量があれば電力をまかなうことができます。
晴れている昼間だけでも断続的に電力を得たい場合に適したシステムです。これだけでは蓄電(充電)能力はなく、夜間や雨天など日射量が少ない時間には電力は使用できないので、注意が必要です。
使用するインバーターには、主に家庭用に使用される(単相三線式)インバーターと、主に産業用に使用される(三相三線式)インバーターがあります。
※通常のインバーターは交流側(電力線側)から制御電源をとっていますが、自立運転機能付きのインバーターは直流側(太陽光側)から制御電源をとっているため、電力会社側の電源がストップしても、自立運転が可能で、発電した電力の一部を電源として使用することができます。
民間会社の本社ビル、工場や学校等、ある程度大きな建物の約50%以上は、電気の需給契約が高圧受電(50kW以上)か特高受電(2000kW以上)となっております。
例えば高圧受電の場合、一番ピークで使用した電力が契約電力の数値として使用され、次の月以降もその数値を一年間超えなければ、契約電力の数値はそのままですが、もし次の月に少しでも契約電力を超えると、その数値から一年間が契約電力の基準となります。
この契約電力をデマンドコントロール(契約電力を監視して制御することにより契約電力を下げる役目をする)を使用して、太陽光発電システムとハイブリッドで制御をすることにより、契約電力を削減することが可能になります。(通常システムを100%とします
蓄電池システム | 自立運転システム | |
---|---|---|
単相三線インバーター (主に家庭用) |
150%以上(※1) | 100% |
単相三線インバーター (主に産業用) |
150%以上(※1) | 120%以上 ※オプションあり |
夜間の使用 | ○ | ☓ |
※1:停電時に使用したい電力を何時間使うかによって、蓄電池の容量を決めます。蓄電池も、種類によって金額が異なるため、詳しいお見積りについてはお問い合わせください。